スーパーカブ１１０（JA07)のピストンです
（左）新品 （右）6万ｋｍ走破ピストン（お疲れ様です）?
なんとも悲しい状態です
エンジンより打音があり確認したところ写真のような状態でした??
打音がしておりますが乗るにはまったく問題がなく
流石、カブ???
でも、何故このような傷がピストン＆シリンダーについてしまったのか？？
一番の原因はオイル管理です。スーパーカブは車と同様にオイル交換をしなくてはなりません
オイル管理を怠ると最悪車両火災になる場合もあります??（本当です）
スーパーカブ１１０（JA07）は全容量でも１Lしかオイルが入りません
エンジンオイルも少なからず燃焼してしまうので、オイルメンテナンスを何もしないで乗り続けると
いざ、オイル交換の時に抜いてみると半分くらいしか入っていない・・・なんてことも
オイル交換をしっかり管理していれば余計な費用が掛からずにすんだのに！！ってことも
あります。後悔先に立たず
そんな一例がこちらです↓↓↓↓↓↓
右 新品
こちらはカムチェーンガイドスプロケット という部品なのですが
こちらのギヤーの反対側にはエンジンにオイルを循環してあげるオイルポンプが
ついております。写真を見比べてもらうとギヤーの歯が無くなっているのが
お判りになると思います。この状態ではオイルポンプが正常に作動せず
エンジン各部に潤滑の為のオイルがしっかり送られない状態となって
高負荷時などエンジン部のオイル供給不足になりかねません
オイル交換でしたら1回数千円で済むのに、上記ギヤー交換となると
ホンダの正規修理方法だとクランクケースを分解する重整備
最低でも3万円以上は余裕でかかってしまいます
しっかり、定期的な距離でオイル管理をすることの大事さが
お判りいただければ幸いです?
但し、オイル管理をしていても距離による摩耗での部品交換は仕方ありませんので
ご理解くださいね。
こちらの車両は必要部品を交換してあげて打音も無くなり調子はよくなりましたが・・・
部品代含め7万円近くかかりましたので修理するのも考えものですね??
↑カムチェーンテンショナーローラー
こちらも歯が無くなっております
カムチェンガイドローラーも摩耗してます
でも、カブは凄い！！！
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